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当院が考える顎関節症の原因と本当の治療とは
症状

口を開けたり閉めたりするとき、耳のあたりで音がする、痛みがある。
または、顎の開閉がうまくできない。
このような症状があれば、あなたは顎関節症かもしれません。
ある日突然、口が開かなくなったりすることもあるので、早めに治療しなければなりません。
最近では歌手やアナウンサーなど、このようなことで突然、仕事をキャンセルするということがあり、顎関節症のことが広く知られるようになってきました。
しかし、自覚症状がない人のなかにも、潜在的な問題を抱えている人は多いと言われているので注意が必要です。
原因
主な原因としては、噛み合わせの問題が考えられます。
まず、噛み合わせの問題があると、容易に下顎は偏位するということです。
なぜならば、上顎と下顎の位置関係は、その間にある「歯」の位置によって決まるからです。上顎は頭蓋骨に付着されていますので、実際、下顎の位置は「歯」の位置によって三次元的に決定されるのです。
ですから、かみ合わせの問題があると、容易に下顎は左右、後方などへと偏位するのです。
そして、下顎が偏位すると下顎頭と関節円板の正常な位置関係がずれるのです。
私たちの顎関節の構造は、頭蓋にある下顎窩と下顎頭との間に関節円板と呼ばれる軟骨が介在しており、それは下顎頭の力を吸収するためのクッションの役割をしているといわれています。
そこで下顎が偏位すると、この下顎頭と関節円板の正常な位置関係がずれるため、顎を動かす際に関節雑音がでたり、痛みが起きたりするのです。
さらに症状が進むと、関節円板の傷害になるばかりか、円板が元の位置に戻らない状態になったり、下顎頭の骨が変形したりするのです。
治療法
当院では、痛みなど症状がある場合には、症状を軽減させるためスプリント療法(マウスピース)を行いますが、長期間使用することはありません。
スプリント療法(マウスピース)はあくまでも、対症療法であって原因除去療法ではないと考えているからです。症状が軽減されたら根本的な治療しなければなりません。
いずれにしても、必ず治療する前には総合(顎機能)診査・診断が必要です。
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